2016年6月6日から9日の間に北九州国際会議場等で開催された第30回人工知能学会全国大会に社長 宮崎 洋彰が参加し、記号創発ロボティクス、知的会話システム、知識表現他のセッションにおいてオメガ・レゾンの人工知能に関する発表及びそれに関する活発な議論を展開してきました。

学会全般の発表の内容は今話題となっているニューラルネットワークや統計学的手法に関するものが多っかたように感じられました。

ただし、ニューラルネットワークおよび統計学的手法は適用分野においては優れた成果がでる手法であると考えられますが、当社がターゲットとしている人間の思考活動に相応するシステムへの適用については、下記の点で課題を抱えていると考えています。

  • 処理の内容が人間に理解できない。
  • 学習がバッチ処理であり機微な調整および変更が難しい。
  • 処理内容がグルーピング(識別)に限られ、能動的な思考活動(情報検索、処理、記録)を構成要素として実装することが難しい。 等々
  • ニューラルネットワークおよび統計学的手法で出力される解の妥当性を評価するのが困難である。

一方、人間の思考活動に相応するシステムへの適用分野に対しては、当社のAIは①~④の課題をクリアしているという意味で、手法としての優位性を十分に示せるとの感触を得ました。

発表内容は下記リンクからご覧いただけます。

30人工知能学会.pdf